中国で食の安全に関する話題が広がりました。複数のプラットフォームで販売されたウシガエルから、抗生物質の残留基準超過が検出されたのです。多くの消費者は「もう頼まない」で終わらせますが、実は支払った額の十倍を請求できる可能性があります。
説明します。抗生物質の残留が基準を超えた食品は、法律上「食品安全基準に適合しない食品」に当たります。中国の食品安全法は消費者に懲罰的賠償を認めており、支払代金の十倍、または損害の三倍を請求できます。しかも下限があり、増額分が1,000元に満たない場合は1,000元とされます。88元の料理でも、返金とは別に1,000元の請求になり得ます。
多くの人がつまずくのは二点です。一つは立証。注文履歴、支払記録、領収書、そして当局が公表した不適合ロットの通知を、すべて保存してください。もう一つは「店が消えたら誰に請求するか」。出前やECのプラットフォームは、出店者の資格審査を怠った場合や、真実の連絡先を提示できない場合、連帯責任を負います。
私は渉外案件が中心ですが、この構造は越境ECの紛争と同じで、出店者を受け入れた側に審査義務があるという点に尽きます。案件を見るとき、私がまず確認するのは損害ではなく、証拠の連鎖が「購入した物・不適合ロット・販売者」をつなげられるかどうかです。
対象の店で購入した方は、まず記録を保存してください。ご相談はお気軽にどうぞ。
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呉展鵾弁護士 · 渉外弁護士
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