米大手がGPTを中国のオープンソースAIモデルに置き換えるという話が、このところ話題になっています。取引そのものはニュースですが、モデルを開発する側にとって本当に大事なのは別のところです。
私がいつも言う逆説的なポイント――「無料で使える」と書かれたオープンソースライセンスも、本質は契約です。重みを公開したその瞬間から、世界中のすべての利用者との間で合意が成立します。善意の宣言ではありません。
モデルの海外展開は、製品の海外展開とは別物です。製品なら端末を管理できますが、オープンなモデルで手元に残るのは、あのライセンス一枚だけです。
見るべきは三点。何を手放したのか(緩いライセンスか、制限つきの「コミュニティライセンス」か)。下流での不正利用があなたに遡及するか――免責条項の書き方と、学習データが綺麗かどうかで決まります。そして二重の規制――こちら側は届出とコンテンツ安全、相手側は輸出管理です。
私はCS出身なので、ライセンスは技術者が仕様書を読むように読みます。責任の境界は利用ポリシーの附属文書に潜んでいることが多いのです。
モデルを公開する前、あるいは既に他社製品に組み込まれている方、今使っているライセンスを送ってください。どこが地雷か整理します。
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呉展鵾弁護士 · 渉外弁護士
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