AI画像生成サービスを開発している方へ。この判決は見ておくべきです。
中国初のAIモデル著作権侵害事件、通称「メデューサ」LoRA事件。上海知的財産裁判所は控訴審で原判決を維持しました。結果は、多くの人の予想とは逆かもしれません。
著作権のあるキャラクター画像で2つのLoRAモデルを学習・公開したユーザーは、複製権と情報ネットワーク送信権の侵害が認められ、5万元の賠償を命じられました。一方、プラットフォームは賠償責任を負いませんでした。
なぜプラットフォームは免責されたのか。次の3つを実際に行っていたからです。各モデルページに通報機能を設けたこと、LoRAモデルの公開前に審査を行っていたこと、そして通知を受けたら速やかに削除・遮断したこと。裁判所はこれを「注意義務を果たした」と判断しました。
私はコンピュータサイエンス出身なので、こうした事件はプロダクトの仕組みから見ます。本当のメッセージは逆です。「技術的中立性」は自動的な盾ではありません。あなたを守るのは、実際に整えた仕組みです。何も作っていないプラットフォームこそ危ういのです。
今日できる一つのこと。学習データの出所リストと出力審査フローを一度整理してみてください。海外展開では各国のルールが大きく異なるため、必ず現地弁護士にご確認を。
ご相談はお気軽にどうぞ。
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呉展鵾弁護士 · 渉外弁護士
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